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「マッドマックス 怒りのデス・ロード」アクション映画の金字塔! [映画]

昨日、話題の映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」遅まきながら見てきました。

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マッドマックスと言えば、私が若かりし頃、ずいぶんと評判になったアクション映画で第3作まで作られています。

もちろん私も、全3作映画館で見て影響を受けた映画ファンの1人であります。

第1作は、低予算ながらカーアクションがスゴイとの評判や、撮影中にスタントマンが2名亡くなっているとの噂が流れたりして、日本ではずいぶんヒットしました。

続く第2作は、第1作とはずいぶん世界観が変わっていて、リアリティーよりもエンターティメントという考えを徹底した素晴らしい映画になっていました。
この路線を引き継いだ第3作も見応えのあるアクション映画になっていましたが、私的には2作目がベストという評価をしています。

このマッドマックスシリーズの続編が30年ぶりに製作されたということを聞いて、久しぶりに血が騒ぎました。「公開されたら絶対に映画館に行くぞ!」と公開を待っていましたが、反面、前作以上の素晴らしい作品が期待できるかどうか多少の心配があったのも事実です。
メルギブソン以外のマッドマックスが成立するのか?70歳を超えたジョージミラー監督にどれだけ過激なアクション映画が期待できるのか?心配の種はいくつかありました。


そして、心配と期待をこめて映画館に向かいました。

映画が始まってすぐに、心配が杞憂に終わったことを実感しました。

なんと現実離れした世界観、これこそマッドマックスの世界です。
全編がアクションシーンと言っても過言では無い、ぶっ飛んだアクションシーンの連続!

中に登場する、ドラム・エレキギター・大容量アンプを積んだ意味不明の車が表われたりして、マッドマックスの世界観の異常さに、ついニヤニヤしてしまいます。


約2時間の上映時間中、観客に考えさせるヒマを全く与えません。
予想を裏切る展開と、前作をはるかに超えるカーアクション、これぞエンターティメントと納得の出来でした。

内容的には第2作を彷彿とさせる作りでしたが、そのシチュエーションを充分に楽しむことができました。
そして、「見れば分かる」と言わんばかりに説明的なシーンはほとんど出てきません。

最初から最後まで、頭を空っぽにして映画の世界にどっぷりとつかって楽しめる、体験型映画といえるかも知れません。ぜひ4DXで見てみたい作品ですね。

ぞくぞくするほどの臨場感、レベルの高いカーアクションとカット割り、車の爆音、大音量のロック・ミュージック、全てが一体となって、アクション映画の金字塔といってもいい作品になっていると感じました。きっとこれからも語り継がれる映画になることでしょう。

映画を見終わって気分良く家路につきましたが、ついつい車のスピードを出しすぎてしまいました。
マッドマックスの後は、車の運転に充分注意しましょうね。

無事に家に着いたのですが、家に着いたとたん、もう一度見に行きたくなってしまった私でした。

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アメトークで紹介されて話題の「教団X」読んでみました。 [趣味・カルチャー]

アメトークで「読書芸人」が放送されました


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6月18日のバラエティ番組「アメトーク」では「読書芸人」というテーマで、ピースの又吉さん、光浦靖子さん、オードリーの若林さんが、お勧め本を紹介するという内容が放送されました。

読書好きの私としても、見逃してはいけないとこの番組を見ることになりました。

番組では、3人がそれぞれのお勧め本を10冊ずつ紹介してくれました。


3人のお勧め本は

又吉さんのお勧め本は
 1.人間小唄 町田康
 2.長嶋少年 ねじめ正一
 3.熊野曼陀羅 堀本裕樹
 4.赤頭巾ちゃん気をつけて 庄司薫
 5.杏子・妻隠 古井由吉
 6.香水 パトリック・ジュースキント
 7.コインロッカー・ベイビーズ 村上龍
 8.コルバトントリ 山下澄人
 9.庶民列伝 深沢七郎
10.笑うな 筒井康隆
11.月の砂漠をさばさばと 北村薫
12.漁港の肉子ちゃん 西加奈子
13.こちらあみ子 今村夏子

でした。10冊に絞りきれなかったのか、13冊の紹介となってしまっていました。

光浦さんのお勧め本は
 1.ふくわらい 西加奈子
 2.自分を好きになる方法本谷有希子
 3.八日目の蝉 角田光代
 4.グロテスク 桐野夏生
 5.パンク侍、斬られて候町田康
 6.不道徳教育講座 三島由紀夫
 7.わが性と生 瀬戸内寂聴
 8.ノラや 内田百間
 9.日本探偵小説全集 夢野久作

若林さんのお勧め本は
 1.教団X 中村文則
 2.私とは何か「個人」から「分人」へ 平野啓一郎
 3.強く生きる言葉 岡本太郎
 4.何者 朝井リョウ
 5.すべて真夜中の恋人たち 川上未映子
 6.燃えよ剣 司馬遼太郎
 7.映画 村上龍
 8.夢を与える 綿矢りさ
 9.教養としてのプロレス プチ鹿島
10.サラバ 西加奈子



私の気になった本

紹介されたお勧め本の中では、私が読んだことのある本はあまり多くはなかったのですが、前から読んでみたいと思っていた本もいくつかありました。

読んだことのある本は確かに面白かったし、読書好きの3人のお勧め本とあって、どれも読んでみたいものばかりです。

番組での紹介しかたもあったのでしょうが、私が特に読んでみたいと気になったのが、
「教団X」、「サラバ」、「教養としてのプロレス」の3冊でした。

実際、この番組の放送後「教団X」や「サラバ」は売り上げや問い合わせが急増し、ベストセラーランキングにも上位浮上という結果となり、注目度がうかがえます。



「教団X」を読んでみました

番組終了後、すぐに地元図書館の蔵書検索で「教団X」を調べてみたら、貸出可能の本が数冊あったので、翌日図書館に借りに行ったのですが、時既に遅し、全てが貸し出された後で、いくつかの予約待ちまで入っていました。(残念!)とりあえず、予約をして帰ってきました。

1週間後に、予約していた「教団X」がやっと借りられることになり、さっそく図書館に向かい借りてきました。

借りて見ると、全567ページの分厚い本で、読み終えるのにちょっとパワーが必要かなと思いながら読み始めました。

物語は、主人公楢崎が自分の前から消えた女立花涼子を探してある教団に入り込んでいき、名前の無い謎のカルト教団「教団X」に関連していきます。

この「教団X」は殺人事件を起こしたことで公安警察から隠れているという危険な教団なのですが、もう一つ別ののどかな教団も登場し、2つの教団の関係も描かれています。

内容的には社会問題なども描かれているのですが、一言で言ってかなり難解な小説になっています。

今までの中村文則さんの作品を想像して読み始めるとかなり違和感を感じるのではないでしょうか。

教団Xが信者どうしで性的関係を持つ集団として描かれているため、性的描写も多くその部分に抵抗を感じる人も多いようです。

実際アマゾンの読者レビューを見ると評価が低いレビューが多いようです。

私の感想も、表現が難解、性的描写が多い、盛り上がりにかける、といった感じで、あまり好みの作品ではありませんでした。

このような作品が好みの人も多いと思うので決めつけはできませんが、この本を買ってみようと思う人は一度本屋さんでざっと目を通してから決めた方が良いのでは、と思いました。

しかし、いろいろな形の本を体験するというのも読書の醍醐味ですね。
「教団X」は私のポイントからは、ちょっと外れてしまいましたが、楽しい読書時間が過ごせました。


西加奈子さんの本

アメトーク「読書芸人」では他に、3人それぞれが西加奈子さんの本を推薦していましたが、私はまだ西加奈子さんの本は体験したことがありませんでしたので、これからぜひ読んでみたいと思います。
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