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アナログシンセの存在感いいネ! 映画「ショック・ドゥ・フューチャー」 [映画]

一昨年の2021年に劇場公開された「ショック・ドゥ・フューチャー」というフランス映画が、Amazon Prime Video で観られるようになっていたので、観てみました。

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1時間18分の短めなので、ちょうど観やすい作品です。

舞台は1978年、フランス・パリのアパートの一室。ある女性音楽家の1日をほとんど部屋の中だけで綴られた映画です。

当時のフランスではシンセサイザーをフィーチャーした、いわゆる電子音楽とかエレクトロポップスはまだ市民権を得ていない時代、そんな中電子音楽に魅了された女性が将来を夢見て音楽づくりをしていくという単純ではありますが、音楽マニアにはなにか経験があるような懐かしさも感じられる映画でした。

音楽に魅了され、それにのめり込んで進んでいく姿は、音楽映画であるとともに一種の青春映画でもありました。

彼女はボーイフレンドがインドへ行っている間に、彼の部屋をシンセなどの機材ごと借りて音楽製作をしている設定です。そこにある機材がとってもイイ!
「Yamaha CS-80」「ARP2600」「Moog model15」。全部かつての私の憧れの機材です。

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当時、今より物価が安かった時代に、おそらく総額600万円以上するのではないかという機材に囲まれて製作するのはかなり贅沢な環境で、安アパートの一室というのはチョッと現実味が少ないかなとも感じましたが、本質はそこではないのでスルーしましょう。

そして録音には、あの懐かしい名MTR「Teac A-3340」が使われていました。
私もRoland の system100 と組み合わせて多重録音に使っていました。懐かしいなぁ~。

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この映画では、音楽製作のアイデアに行き詰った彼女が、日本製のリズムマシン「Roland CR-78」をひょんなことから借り受けて、その機能にインスパイアされて楽曲を作り出していく姿が描かれていました。日本製の楽器が重要な役割を担っているというのもうれしいですね。

1978年というとYMOがデビューした年です。当時の日本とフランスの音楽事情を比較してみるのも楽しいと思います。日本はフランスに比べこの分野では進んでいたように思います。
そのころの私もシンセに魅了され、シンセがフィーチャーされたレコードを集めまくっていたことも思いだしました。

この時代を知っている人も知らない人も楽しめる作品ではないかと思いました。



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映画「ジャージー・ボーイス」をビデオで見ました。 [映画]

お正月休みも終わりに近づいて、今日は一日、家でのんびり。

Amazonでのお買い物でもらったビデオクーポンがあったので、AmazonVideoを見ることにしました。

いろいろと悩んだ末、3年ほど前に公開された時に見逃していた「ジャージー・ボーイズ」を遅ればせながら見ることにしました。

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アメリカのロックンロールグループ「フォーシーズンズ」の伝記的ミュージカル映画で、クリント・イーストウッドが監督した作品です。

フォーシーズンズについては、かなり幼い頃にラジオから「シェリー」が流れていたことは記憶していますが、あとはオールディーズ・ミュージックとして時々聞くくらいであまり詳しくはありませんでしたが、私の大好きなクリント・イーストウッド監督作品ということで、どんな作品になっているかとても楽しみにして鑑賞を始めました。

音楽好きにはなかなか見応えのある、さすがイーストウッドと言わせるような感動の作品でした。

フォーシーズンズにこんな過去や逸話があったのだと、ドラマチックな話にひきこまれ約2時間の映画があっという間に終わってしまいました。

映画の後半で、失意のフランキー・バリに友人のボブ・ゴーディオが書いた曲「キミの瞳に恋してる」が喝采をあびた時には、思わず「涙」でした。
かの有名な「キミの瞳に恋してる」にもこんな裏話があったのですね。

今日も良い映画を見ました!

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「マッドマックス 怒りのデス・ロード」アクション映画の金字塔! [映画]

昨日、話題の映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」遅まきながら見てきました。

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マッドマックスと言えば、私が若かりし頃、ずいぶんと評判になったアクション映画で第3作まで作られています。

もちろん私も、全3作映画館で見て影響を受けた映画ファンの1人であります。

第1作は、低予算ながらカーアクションがスゴイとの評判や、撮影中にスタントマンが2名亡くなっているとの噂が流れたりして、日本ではずいぶんヒットしました。

続く第2作は、第1作とはずいぶん世界観が変わっていて、リアリティーよりもエンターティメントという考えを徹底した素晴らしい映画になっていました。
この路線を引き継いだ第3作も見応えのあるアクション映画になっていましたが、私的には2作目がベストという評価をしています。

このマッドマックスシリーズの続編が30年ぶりに製作されたということを聞いて、久しぶりに血が騒ぎました。「公開されたら絶対に映画館に行くぞ!」と公開を待っていましたが、反面、前作以上の素晴らしい作品が期待できるかどうか多少の心配があったのも事実です。
メルギブソン以外のマッドマックスが成立するのか?70歳を超えたジョージミラー監督にどれだけ過激なアクション映画が期待できるのか?心配の種はいくつかありました。


そして、心配と期待をこめて映画館に向かいました。

映画が始まってすぐに、心配が杞憂に終わったことを実感しました。

なんと現実離れした世界観、これこそマッドマックスの世界です。
全編がアクションシーンと言っても過言では無い、ぶっ飛んだアクションシーンの連続!

中に登場する、ドラム・エレキギター・大容量アンプを積んだ意味不明の車が表われたりして、マッドマックスの世界観の異常さに、ついニヤニヤしてしまいます。


約2時間の上映時間中、観客に考えさせるヒマを全く与えません。
予想を裏切る展開と、前作をはるかに超えるカーアクション、これぞエンターティメントと納得の出来でした。

内容的には第2作を彷彿とさせる作りでしたが、そのシチュエーションを充分に楽しむことができました。
そして、「見れば分かる」と言わんばかりに説明的なシーンはほとんど出てきません。

最初から最後まで、頭を空っぽにして映画の世界にどっぷりとつかって楽しめる、体験型映画といえるかも知れません。ぜひ4DXで見てみたい作品ですね。

ぞくぞくするほどの臨場感、レベルの高いカーアクションとカット割り、車の爆音、大音量のロック・ミュージック、全てが一体となって、アクション映画の金字塔といってもいい作品になっていると感じました。きっとこれからも語り継がれる映画になることでしょう。

映画を見終わって気分良く家路につきましたが、ついつい車のスピードを出しすぎてしまいました。
マッドマックスの後は、車の運転に充分注意しましょうね。

無事に家に着いたのですが、家に着いたとたん、もう一度見に行きたくなってしまった私でした。

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SF映画「インターステラー」見てみました。結果はGood! [映画]

昨日、レンタルビデオ屋さんの準新作コーナーで「インターステラー」という映画を見つけてレンタルしてきました。

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この映画、昨年秋に公開されたSF大作で公開時にはかなり話題になったようですが、なぜか私にはこの映画についての情報が全くなく、どんな映画か知らないまま借りてみました。

ダークナイトのクリストファー・ノーラン監督の作品だということが借りたポイントでしたが、SF映画好きの私にとって見応えのありそうな雰囲気をかもし出しているパッケージにも惹かれてレジに向かいました。

上映時間169分と3時間近い長い映画なので、見る前に一応覚悟をしてからの鑑賞になりましたが、見始めてからずっとワクワク感が止まらず、あっという間の169分でした。

題名の「インターステラー」は星間ということで、映画のテーマである惑星間移動を表しているようです。

物語は、植物が育たなくなり破滅に向かう地球から脱出し地球外での生存を実現するために、宇宙に出てその計画に挑戦する人たちの話でした。

ストーリーのポイントは、人類移住の計画にA・B2つのプランがあること、そして重力と時間の影響と解明というところでしょうか。これだけでは映画を見ていない人にはなんのことかわからないでしょうが、これから見ようという人は、こんなところに注目したらいいのではと思いました。

映像が美しいことはもちろんですが、思った以上にハードなSF映画になっていて、SFファンも満足できるような内容になっているように思いました。(多少のツッコミ所もありましたが)

ストーリーは全く違いますが、ハードなSF映画という点でも「2001年宇宙の旅」を思い出させるような映画だとも感じました。

映画を見終わって、もう一度見て細部を再確認したいと思わせる映画でもありました。
SFの知識がイマイチという人も、一度見た後映画に出てくる科学用語をチェックしてからもう一度見直すと、楽しさ倍増ではないでしょうか。

私の中では、けっこうおすすめ度の高い映画になっています。
頭を整理してから、今日もう一度見てみようと思います。

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アンジェリーナ・ジョリーの「アンブロークン」ってどんな映画? [映画]

「アンブロークン」が興業収益1位に

クリスマスの25日、アメリカでアンジェリーナ・ジョリーさんが監督した
「アンブロークン」が公開され、この日に公開された映画の中で興行収入
1560万ドルとトップになったことが分かりました。

この映画、第2次世界大戦で日本軍の捕虜になったアメリカ兵の体験が
元になっている話ですが、日本兵が残虐に描かれていることで、前々から
話題になっている映画です。

日本兵が人食いの風習で生きたままの人肉を食べたり、捕虜収容所での
虐待が事実と異なるということで、ネットでは「反日映画」として映画化阻止
の署名運動まで起こっていました。

この映画の原作は、陸上競技5千メートルでオリンピックにも出場の経験がある
ルイス・ザンペリーニ氏の体験を、映画「シービスケット」の原作者として有名な
作家のローラ・ヒレンブランド氏が書いた小説で、ニューヨークタイムズの
ベストセラー・リストで14週に渡り1位を獲得した作品でもあります。


この作品のあらすじは

陸上選手として1936年のベルリン・オリンピックに出場した後、アメリカ空軍
に入隊します。

入隊後乗っていた飛行機が墜落し、11人中3人の生き残りの中に入った彼は
太平洋をいかだで47日間も日間漂流します。

クェゼリン島という島に流れ着き、そこで日本軍の捕虜になってしまいます。
元オリンピック選手ということがわかり、その肩書のために生かされて、
日本兵から数々の虐待を受けたますが、不屈の精神で虐待に耐え無事に生還
します。


映画の影響は

この映画が公開されたことで、日本人に対する印象が悪くなってしまうのでは
ないかとか、韓国・中国が過剰反応するのではと心配されています。

実際に映画を見てみないと分かりませんが、どの程度事実と違う描写がされて
いるのか、確認してみたいところです。
きっと気分は悪くなると思いますが。

日本の戦争映画などでも、上官の虐待が描かれているものもありますので
確かに旧日本軍にはそういった面があったのかもしれませんが、どの程度のものか
程度問題だと思います。

あの名画「猿の惑星」も、原作者が日本軍の捕虜となったことがあり、白人と有色人種
の立場が逆転した経験から作られたという話があります。
事実かどうかは確かではありませんが、あの猿は日本人だったという反日的な解釈
もできる作品のようです。

「アンブロークン」は、日本での公開が危ぶまれているという情報もありますが、
興行的に成功するかは別として、日本での公開はされるのではないかと私は予想して
います。

昔から、アメリカ映画の中での日本描写はおかしなところが多く、アメリカ映画
を見て首をかしげることが多かったのも事実です。
あんまり深刻に考えない方がいいかもしれませんね。

ただ、ノンフィクションと謳っているだけに、他国の人が誤解しないでもらいたいと
思うばかりです。

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