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「我が家の問題」放送記念 家シリーズ 勝手にランキング [読書]

先週このブログで紹介させていただきましたが、BSプレミアムのドラマ「我が家の問題」の第2回が今夜22:00に放送されます。

先週の「夫とUFOに悩む妻」、おもしろかったですね。
結構、原作の雰囲気が忠実に再現されていて楽しめました。

主人公の主婦が子供たちに向かって言う「これからおとうさんを救出してきます」というセリフを聞いたとき、すっかりこの小説を読んだときの記憶がよみがえってきました。

この短編集は、絶対に奥田英朗さんの最高傑作ですね。
今夜放送される「仕事ができない夫に悩む妻」も、期待できます。今から放送が待ち遠しい気持ちです。

こんな状態で、この家シリーズもう一度読み直したくなって、本棚から昔読んだ本を引っ張り出してきました。
「家日和」「我が家の問題」「我が家のヒミツ」と3部作で、3冊とも家にあったと思っていたのですが、最後の「我が家のヒミツ」は見つかりませんでした。ひょっとしたら図書館で借りて読んだのかもしれません。
とりあえず、見つかった2冊を読むことにしました。

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この2冊の短編集にはそれぞれ6編、合わせて12編の作品が収録されています。
読み始めたらその面白さにやめられなくなって、3日間で読み終えました。

このシリーズ、日常の些細な出来事を軽いタッチでユーモラスに描いた傑作です。
にやにや笑ったり、声を出して笑ったり、鼻の奥がツーンとなるような感動もあって、最後は気持ちよく読み終えられます。
読後感がやけに爽快で、温かい気持ちにもなれます。
奥田英朗さんはやっぱり天才だ、などと感激してしまうような作品です。


そこで、この作品達を私なりに勝手にランキングしてみました。

[第1位]サニーデイ(家日和)
  趣味もなく張り合いのない生活をしている主婦がネットオークション出品に
  はまっていく、抱腹絶倒のお話。ラストの落ちも素晴らしい。

[第2位]家においでよ(家日和)
  妻との別居で妻が出て行ったマンションを、自分好みの「男の隠れ家」風に
  変えていく内に同僚のたまり場になってしまうお話。
  男の憧れが素直に表現されていて、男ならこの気持ちがよくわかる?

[第3位]ハズバンド(我が家の問題)
  「どうやら夫は仕事ができないらしい」で始まる、普通の妻は考えてもいない
  だろうな、というような設定のお話。
  暖かく見守る妻の気持ちが、ささやかな感動を呼ぶ暖かい作品。

[第4位]妻と玄米御飯(家日和)
  家日和→家庭の問題→家庭のヒミツと続く、小説家の家族を描く連続作品。
  ロハスにのめり込む妻を揶揄する夫の目線が笑える楽しい作品。
  妻を裏切れない夫のラストが、切なくも笑える。

[第5位]夫とUFO(我が家の問題)
  仕事のストレスからか、会社帰りにUFOを見るようになった夫のお話。
  夫の状況を心配しながら、夫を助けようと奮闘する妻の姿がユーモラスに
  描かれた作品。

[第6位]ここが青山(家日和)
  会社が倒産した夫が、妻が働きに行き、主夫に目覚めていくお話。
  淡々とした進行の中に優しさがあふれた作品。

[第7位]夫とカーテン(家日和)
  数年ごとに突然仕事を変える夫と、それに翻弄されながらもその度に才能が開花
  するイラストレーターの妻のお話。
  夫に振り回されながらも、夫への愛情が感じられる楽しい作品。

[第8位]妻とマラソン(我が家の問題)
  連作小説の小説家一家のお話。
  今回は、ランニングを始めた妻を東京マラソン出場に誘って応援する一家の
  愛情あふれる生活のお話。

[第9位]甘い生活?(我が家の問題)
  新婚の妻が家事や料理を手を抜かずにキッチリとやってくれるのに帰宅拒否症に
  なってしまう夫のお話。
  どうなるのかと思ったら、スッキリする結末が用意されていました。

[第10位]里帰り(我が家の問題)
  結婚して初めてのお盆休みにどちらに帰省しようかと悩み、結局北海道と
  名古屋の両方に帰省するようになった夫婦の実家での生活を描いた作品。

[第11位]絵里のエイプリル(我が家の問題)
  両親が離婚するらしいと気づいてしまった女子高生のお話。
  悩みながらも大人になっていく姉弟の姿が愛らしい。

[第12位]グレープフルーツ・モンスター(家日和)
  主婦が内職担当の若い営業社員に合ってから変な夢を見るようになった変な話。
  女性の心理はあまりよくわかりませんね。

というのが、私なりのランキングです。

家に「我が家のヒミツ」がなかったので、早速購入してもう一度読み直してみたいと思います。

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手塚治虫先生の原画に感動! 鉄腕アトム展に行ってきました。 [趣味・カルチャー]

今日は、毎年3月に浜松で開催される「全日本高等学校選抜吹奏楽大会」の第30回大会の前売り券の発売日だったので、朝からチケット売場に向かいました。
「全日本高等学校選抜吹奏楽大会」は昨年初めて見に行ったのですが、全国の精鋭が集まっているだけに、その時はとても楽しい経験をしました。昨年、これからは毎年見に行こうと心に誓いましたので、チケット発売日にチケット購入ができて安心しました。

チケット購入後に、チケット売場の横に貼ってあったポスターを見ていたら、浜松科学館で「鉄腕アトム ロボットと暮らす未来展」という展示が開催中ということを知って、科学館に寄ってみることにしました。
私の世代はアトムとともに育った世代で、アトムには思い入れも多くあるので、どんな展示があるのかと科学館まで足を運びました。

アトムが生まれたときの姿の展示が出迎えてくれます。
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この展示は、入場無料の小規模な展示だったのであまり期待はしていませんでしたが、展示の中に手塚治先生の複製原画が展示されていました。

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複製原画という物がどういう物かはよく知りませんが、原画と見紛うような雰囲気を持った作品が展示されていてすっかり見入ってしまいました。
吹き出しの中には手書きの鉛筆の後が残っていて、その上に活字のセリフが貼り付けてありました。線や塗りの跡もとても美しく、手塚先生はこんな原稿を書いていたのだと感慨ひとしおでした。

カラーの原稿もありました。
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足を運んで良かったと思った展示会でした。
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開会式はもっとシンプルがいいね! 平昌オリンピック開幕 [スポーツ]

いよいよピョンチャンオリンピックが始まりましたね。

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スポーツ観戦が大好物な私にとって、これからの約2週間はどの様に競技中継を見ていくかスケジューリングが悩ましいところです。

オリンピックとなると毎回そうですが、すっかりスポーツ漬けになって他のことは手につかないという状況になりそうです。
オリンピックでは、普段見られないようなマイナーな競技もじっくり見られるのがスポーツ好きには楽しいところです。
そして、今回はメダルが期待される競技がいつもより多いので、余計に力が入ってしまいますね。


まずは、高木美帆さんや小平奈緒さんの活躍するスピードスケート、葛西紀明さんが出場するスキージャンプ、フィギュア団体など、開幕直後から見どころ一杯でわくわくしますね。10・11・12日の連休はテレビの前から離れられないかもしれません。

さて、昨夜は開会式がありましたが、最近のオリンピックの例に漏れずに、長時間にわたる大げさな演出のイベントでした。
もう今となっては、少々飽きてきたような気がします。
世界平和だ、環境だと建前的なメッセージは置いておいて「より速く、より高く、より強く」で良いような気がします。
アスリートが単純に「より速く、より高く、より強く」を目指す姿を見て感動した結果、平和やその他の活動に繋がっていくものでしょうね。

オリンピックの競技自体が壮大なエンターティメントですから、それ以上の感動が得られる開会式はなかなかむつかしいのではないでしょうか。
私にとって、開会式は各国選手が元気いっぱいに入場してくる行進を見るだけでも満足です。
いっそのこと、もっとシンプルなモノにして1つだけでも印象に残るシーンがあれば十分だと思いますが、どうでしょうか。

今まで私が経験したオリンピックの中で、記憶に残る良かった開会式というと、1964年の東京オリンピックのシンプルながら印象に残る整然とした開会式と、1984年のロサンゼルスオリンピックでの「シング・シング・シング」のマーチングバンドと多数のピアノによる「ラプソディー・イン・ブルー」が、さすがエンターティメントの国と納得させる素晴らしい開会式でした。

この2つの大会は、音楽面でも素晴らしく、東京オリンピックでは古関裕而さんの「東京オリンピックマーチ」と今井光也さんの「東京オリンピック・ファンファーレ」が私にとってのベスト1です。


【1964 東京オリンピック ファンファーレとマーチ】

ベスト2は、スターウォーズの音楽を担当したジョン・ウィリアムズさんが作曲したファンファーレなどの曲です。いまでも時々聴くことがある人気曲ですね。


【1984 ロサンゼルスオリンピックファンファーレ】


今夜は、今からオリンピック観戦で週末のひとときを楽しもうと思います。

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たった4,000円の格安PC!ラズベリーパイに挑戦。 [IT]

最近ロボットとかAIについて妙に関心が強くなって、いろいろと情報を集めています。

情報を集めているうちに、AI開発の実験やロボットのコントロールに「ラズベリーパイ」という格安コンピュータが使われていて、このPCで「Python」というプログラム言語を使ったサンプルや書籍がたくさんあることがわかりました。

調べてみると「ラズベリーパイ」というのは、イギリスのラズベリーパイ財団が開発した超小型のシングルボードコンピューターで、名刺サイズの小さな1枚の基板にパソコンに必要なハードウェアの大半が詰め込まれていて、普通のパソコンと同じように使えるものだということがわかりました。

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ハードウエアの構成によって、いくつかのモデルがありますが、安い物はなんと600円程度のものから4,000円程度の物まであります。
最も上位のモデルは「Raspberry Pi 3 モデル B」ですが、無線LANやブルートゥースまで搭載しているので一般的なパソコンと比べても使い勝手は遜色ないみたいです。HDMIもあるのでテレビをモニターとして使用できるのも良いところです。

ラズベリーパイは、もともとは子供のコンピューター教育用に開発された物なので、価格が安いのが魅力です。
そして色々な装置の制御に使える入出力用の接続口もあるので、ちょっとした趣味の電子工作でも楽しめそうです。

ラズベリーパイ単体で購入するよりも、ケースや電源、OSインストール用のメモリーカードがセットになっているものの方が初期設定が楽だと思い「Raspberry Pi 3 モデル B」の「スターターキット」というのを購入してみました。

OSは、Windows ではなく、Linaxをベースにした「Raspbian」というOSですが、Windowsでなれた操作とあまり違和感なく使えます。
インターネットやテキストエディターなども問題なく使えますし、ネットからフリーソフトをダウンロードすれば、ゲームやワープロ、音楽再生などなどとっても便利に使えます。これで数千円とはとても思えない高機能さです。

ラズベリーパイを買ったからには、電子機器と接続したり、AIの実験に使いたいものです。参考書として2冊の本を購入しました。
・Raspberry Piで学ぶ電子工作
・自然会話ロボットを作ろう!

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「Raspberry Piで学ぶ電子工作」は、ラズベリーパイと電子機器をつないで色々な実験をしてみようという本で、LEDの点灯・点滅、タクトスイッチでカメラのシャッター操作、デジタル温度計、温度センサ、サーボモーターのコントロールなどなど、楽しい実験がいっぱいです。

「自然会話ロボットを作ろう!」はラズベリーパイを使ってプログラムを作って、音声入力→音声認識→雑談会話→音声合成→人工知能会話、という具合に実験を進めていく構成になっていて最終的にはロボットを作ってしまおうという壮大な計画の本です。
ラズベリーパイ単体では、人工知能を動かすほどの能力はありませんから、ネットの人工知能関連のサービスを使ってこの機能を実現しています。

今、私は「自然会話ロボットを作ろう!」を参考にしながら、Googleの開発者登録をして、Googleの音声認APIを使用した音声認識プログラムの実験に成功しました。
ラズベリーパイに接続したマイクに向かって何か喋ると、その言葉が画面に文字で表示されるというプログラムが完成しました。
なんと楽しい実験でしょう。
毎日少しずつステップを進めて、ロボットが完成するまで存分に楽しもうと思います。


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ネットで楽譜を買ってみました。初めての「ぷりんと楽譜」 [趣味・カルチャー]

定額音楽配信サービスを利用するようになってから、聴く音楽のジャンルも幅広くなりましたし、同じアーティストでも今まで以上に多くのアルバムが聴けるようになり、音楽生活を満喫している状態です。

ロック、ジャズ、ポップス、クラシックといろいろなジャンルを気分に応じて聴いていますが、癒し系のピアノ曲などもくつろぎのひとときに聴いたり、読書のバックグラウンドとして聴くことがよくあります。

中でも、西村由紀江さんのアルバムは以前から大好きで、いつも癒やされています。

先日 Amazon Music Unlimited で、西村由紀江さんの、今まで聴いた事のなかった「ビタミン」というアルバムを聴く機会があったのですが、すっかり気に入ってしまって、何度も何度も繰り返し聴いていました。


【 西村由紀江 ビタミン 】

特にアルバムタイトルでもある「ビタミン」は、大のお気に入りで、西村さんの最高傑作ではないかと思うようになってきてしまいました。

下手の横好きで、ピアノを弾くことも好きな私は、この「ビタミン」をぜひとも弾いてみたいとネットで楽譜を探してみました。しかし残念ながら、以前販売されていたアルバム「ビタミン」の全収録曲の入った楽譜はすでに絶版になっていました。

いろいろと検索した結果、「ぷりんと楽譜」というサイトで、1曲単位で楽譜をバラ売りしているのを発見しました。
いろいろなジャンルの楽譜が販売されていて、もちろん「ビタミン」のピアノ譜もありました。

初級用と中級用がありました。
難しいかもしれませんが「どうせ弾くならかっこよく」と思い中級を購入しました。
楽譜のPDFをダウンロードして、プリンターで印刷して、できあがりです。


【 ビタミン ぷりんと楽譜 】

やっと手に入れた楽譜です、わくわくしながらピアノに向かいました。
チョット難し目でしたが、アルバムで聴いたあのメロディーが自分の指から流れ出してきた時は感動でした。
これから毎日ピアノに向かって、最後まで楽しく弾けるように練習しようと思います。

「ぷりんと楽譜」のサイトには、欲しい楽譜がいっぱいありましたので、時々使ってみようかと思ってます。


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